3沿線沿い、商店街の近くと好立地でありながら建物の老朽化などを理由に住民の減少と高齢化が進んでいることが課題に挙げられる伏見区の桃陵団地。先輩から引き継いだ桃陵団地という活動場所で住民の同士のつながりの醸成を目指して奮闘している、サバブヤクイシの活動について伺いました。
Q,サバブヤクイシの活動について教えてください。
桃陵団地での住民の人たち同士のつながりを作ることを目標に活動しています。
きっかけは以前桃陵団地で、孤独死を防ぐ活動をしていたはうすまいるの先輩の熱い思いを聞いて、絶対にこれからも継続しなければ!と思ったことです。
今は、大きく2つの活動をしています。
➀月に一回の体操とレクリエーション
体操では設営や住民の皆さんと一緒に体操を行っています。レクリエーションでは住民の皆さんが楽しめるような企画を準備して行っています。
②毎週月曜日にLINEでの配信
メンバーが週変わりで最近あったことや豆知識、熱中症予防の呼びかけなどを配信しています。
Q,サバブヤクイシ独自の取り組みついて教えてください。
レクリエーションは毎月私たちが独自に考えたものを企画して実施しています。
何度か実施してやっと住民の皆さんに楽しんでもらえるレクリエーションの系統をつかめるようになりました。初めての時は、皆さんにこれまでの人生の年表を書いてお互い知り合ってもらうという企画をしたのですが、自分のことを人に話すことにためらう方も多くあまり盛り上がらなかった…ということがありました。一方で競い合うゲーム性のある企画はとても盛り上がりました。
Q,レクリエーションを始めて得た新しい気づきはありますか。
これまではお手伝いの学生さんという立ち位置で受け身な姿勢に見られていたと思います。レクリエーションを自分たちで企画するようになってからは、参加してくれる皆さんも私たちの名前を覚えようとしてくださったり、お互いの交流が今まで以上に増えました。今は毎月の活動でもっと住民さん一人ひとりと近い関係性になりたいねとメンバー間でも話しています。
また、これまで参加していた住民さんがこれまで体操に参加したことが無い人を連れてきてくれて、さらに新しいつながりができています。体操やレクリエーションの場が桃陵団地の新しいつながりを促進していることを実感しました。
Q,今後の展開について教えてください。
まずは今後も今行っている2つの定期活動を続けていきます。今の桃陵団地の現状は、同じ団地に住んでいるが知り合いでない人もたくさんいるみたいなので、私たちの体操やレクリエーションを通じて体操以外の日常的な場面でも関わり合えるようなつながりを作っていけることを目指します。
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