的場先生のインタビューもいよいよ最終回。最後までどうぞお付き合いください!
GAPは課外プログラムですが、ファイナルレポートという提出物があります。それにはどんな意味があるのか?レポートの狙いと、最後に的場先生からの応援メッセージをいただきました。
Q,GAPは成果物として最後にファイナルレポートがありますが、それにはどんな狙いがあるのでしょうか。
今回、GAPが地域公共政策士の資格プログラムの一部として認証されたので、新しい意義ができましたけど(書かないと取れない)、それを置いたとすると「自分のために書く」。
どんな思いで活動を始め、どう苦労を乗り越え、あるいは乗り越えられなかったのか。何を達成し、何を得たのかを記録し、形にしておくことは将来役立ちます。一番初めに手っ取り早く役に立つのは就活です。別に就活のために書くものではないですが。
楽しいことは覚えているものです。しかし失敗だったとしても、経験は社会に出たときに絶対自分の糧になると思います。僕もこの歳になると、後から見返せることはとてつもなく大きい気がします(笑)。
これは委員長としてダメかもしれませんが、ファイナルレポートも書きたくなきゃ書かなくていいんじゃないって思ってるくらいです。
ただ絶対プラスが多いので、書いたほうがいいよと言います。
Q,最後にGAP生、GAPに興味を持っている学生のみなさんに一言メッセージをおねがいします。
僕は、社会貢献やボランティア活動は、「自分のためにやってる」と思っています。
NPOで1年働いていたとき、ボランティアの方々がたくさん来ました。年齢や性別も関係なく、忙しそうな方も。なんでこんなに来るんだろうと思ったら、みんな嬉しそうにしているんです。
話していると、「(ボランティアをしていて)自分が楽しいんだよ」みたいな話になる。「良い活動をして、地域の方が喜んでくれたら、結局自分が嬉しい」という話になるんですよ。どれだけ苦しく、大変だろうが最終的には自分の糧になり、喜びにつながる。
今までのGAP生も、すんげえいい顔で卒業していきました。「自分が嬉しいからやっている」ことを忘れないでほしいなと思います。それが地域への感謝や責任感につながり、自分自身も成長して地域もよくなる。そんな循環がGAPでできます。
さらに、GAPって自分の人生も変えるんですよ。
起業した子、就活の方向性が変わった子もいれば、まなサポ+1のOBには活動経験を活かして教育の分野で頑張っている子もいる。これは講義だけじゃできない経験です。
コーディネーターやいきセンのみなさん、教務課のみなさん、他のメンターもそうですが、一番は地域の方々への感謝を忘れずに、精一杯自分を成長させる。それを楽しめるような場としてGAPがあればいいと思います。
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今回で的場先生のインタビューは最終回です。全4回を通して、主にメンターの役割と、GAPの特徴について語っていただきました。
「GAPは他人の人生も、自分の人生も変える」というお話にもあるように、ひとつひとつの行動は関連し合い、周りの人々に影響を与えます。自分から始まった小さな波紋は、やがて大きな波紋へと広がっていくのです。
自分がうれしいという原点にたって「ゼロからイチ」を生み出したい。そんな学生のみなさんの挑戦をお待ちしています。
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