2021年度Ryu-SEI GAP プログラム第2回は、いつもと違う場所、龍谷大学 成就館 2F LIVE THEATERでワークを行いました。
コロナ禍でなければ、ここでは映画の上映やライブパフォーマンスなどが行われていた場所だそう。とても素敵な会場で、映像機材の専門スタッフさんがサポートしてくださいました。
今回は、「テーマをもとに自分の考えをもって気づきを深めること」をテーマに実施してみました。
同じものを見ても、人それぞれに違った見方があり、気づきや感じたことは違ってくるものです。自分のアンテナで感じたことを共有し、また、仲間のアンテナで感じたことに、耳を傾け、色々な考えに触れていきます。
ジェンダーの問題や差別の問題、障がいを持つ子どもを育てること、親が子どもを育てること、公的なサービスのあり方などが盛り込まれた、1つの映像教材を鑑賞しました。
映像で幾度も出てくる「普通じゃない」という言葉は、そもそも「普通」とは何なのかということを改めて考えさせられる言葉です。
「普通」という言葉の生きづらさや、居心地の良い社会へシフトさせることをテーマに過ごした前回からの期間。映画中は、自分の感じたこと、映像にでてきた印象的なシーンについて、各自でメモをとり、真剣にみる様子が伺えました。
・理解してもらえる人が存在したとしても、なかなかうまくいかない葛藤を感じた。
・一般的なシーンでもある「食事」「生活シーン」からわかることって意外とある。
・登場人物が大切にしていた「物」にも意味がありそう。
・現代の社会ではこんなこともあるのでは?
など、自分たちが素直に感じたこと・独自の切り口で感じたことについて共有し合いました。いま何気無く感じていることも、地域に出て実際に活動するときに、大切な自分のアンテナになります。
ただ教材を見るだけではなく、本当に困りごとに直面したときにどうするのか、自分自身には何ができるか。それは難しくとも、どこかに書かれた正解のようなものではなく、想像することで、「自分の視点」を持つことが重要です。
地域で活動を行っていくにあたっては、「教科書に書かれていたから正解」と思っていることが中々進まないことがあります。
次回は実際に現場に飛び込まれている方から考えを聞き、自分のアンテナをどう行動に移していくのかについて、学んでいきます。
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