問題や課題を「わかりやすくする」ことが必ずしもいいわけではない事がある



前回に続き、今回も「当事者に学ぶ」第2回。今回のゲストには筌場彩葵さんをお招きしました。


筌場さんは現在、NPO法人D×Pで広報やファンドレイジングに携わる傍ら、トランスジェンダー当事者としての講演や研修講師などに精力的に取り組んでいます。


今回は、筌場さんが大学生時代、GAPコーディネーターの伏見いきいき市民活動センター 三木さんと出会っていたというご縁から、当事者としての声を伝えていただきました。


筌場さんがインタビューされている素敵な記事があります。紹介させていただきます。


好きな服を着て、好きな名前を自分につけて。性別や親との関係性と向き合い、私が選び歩んできた道


「LGBT」とひとくくりにはされますが・・・



筌場さんはまず、ご自身の体や自認、恋愛の志向などの男性性、女性性などをもとにご紹介いただき、自分の中にも多様に性があることからお話いただきました。


さらに、同じLGBTでも、例えばL(レズビアン)は外見は女性であり、心も女性であり、恋愛の対象が女性ということ以外、多くはマジョリティの方々と変わらないため、外見だけ見て判断はできません。


一方T(トランスジェンダー)の場合は、外見的な性と心の性が違うため、心に外見をあわせていくことで、周囲との葛藤がある。


このように、それぞれの抱える「生きづらさ」はひとくくりにはできないものであることも語ってくださいました。



様々な葛藤のひとつとしてのジェンダー


後半は筌場さんのライフストーリーからお話をいただいました。


子どもの頃や、成長するに伴ってぶつかる様々な壁の中で、最初はジェンダーの問題としてご自身も認識していなかった葛藤があったそうです。


そんな中で様々な出会いから「女性として見られたい気持ち」を打ち明け、自分らしく歩き始めたことを語っていただきました。


誰もが自分らしくありたいという願いはありつつ、自分が何に悶々としているのか向き合うことは中々ないかもしれません。自分の願いを他者へ言葉にした所から変わっていったという筌場さん。


学び、知るプログラムは本日で終了し、次回以降は企画提案づくりのフェーズに入ります。これまでの学びを活かし、どんな提案が生まれるかを楽しみにしています。


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