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happinessから学ぶ居場所づくりの向こう側_GAP2024

更新日:9月29日


Ryu-SEIGAPの特色あるプログラムのひとつ、「Learning Bar」は、地域課題に取り組む実践者や、各チームのメンターをしてくださっている先生方からの話題提供をもとに、自らの活動へ活かせるポイントを読み解く学びの場です。


地域社会には、私達の活動やテーマのために「教科書」のように整理された情報は少なく、一見すると直接関係ないかなと思われるお話から、自分たちに引きつけるポイントを見出すチカラが重要です。


GAPでは、そのような読み解く場を多く開催しています。


今回は、NPO法人happinessの宇野さんを招き、地域社会での居場所づくりやその裏にある課題意識、寄り添いについて学びました。GAP1回生のみなさんは、これからの活動や実践をイメージする大切なステップを踏むことができました。


「居場所づくり」の向こう側にある思い

NPO法人happinessが行っている「子ども食堂」などの居場所づくり事業について、詳しく教えていただきました。地域社会において子どもたちの孤立を防ぎ、安心できる居場所を提供されている様子が伝わりました。


冷凍食品や簡単な料理になりがちなケースなどにおいては、手作りの食事を経験する機会となります。一部の子どもたちは、精神的な孤立や経済的な困難に置かれているケースにも出会われる宇野さんが、どのような関係性を築き、寄り添っているのか、具体的な状況が語られました。


課題意識はもちつつ、特定の層を対象にするのではなく、「お母さん今日は食事づくりを休みましょう」と誰でも利用できる居場所として運営されていることはポイントのひとつです。


自己犠牲に頼らず「活動を持続的に行うために」


宇野さんは、自己犠牲を避けることの重要性についてもお話されました。


一人のリーダーが全てを背負うのではなく、資金・人材・場所の3つの要素がしっかりと揃い整っていなければ、活動は続かないこと。活動を共に行う仲間や支援者の存在が重要であり、リーダーが一人で全てを背負うのではなく、相談できる相手やコミュニティの力を借りることが必要である語られました。


GAP生のみなさんは、それぞれが授業やゼミ活動などもある中で、理想と現実の狭間でどのように活動を進めるべきか、考えるきっかけを得ました。


これからのチームづくりに向けて


宇野さんの講演後、ディスカッションでは様々な質問が投げかけられました。


「自己犠牲をしないことでの問題解決に対するもどかしさ」や「NPO活動における対象者との出会い方」、「学生が地域活動でできること」などが話題になりました。


地域課題に取り組むためには、情熱だけでなく、実際の問題にどうアプローチするかを冷静に考える力が必要です。これからの活動アイデアにつなげていってほしいです。

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