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【チーム紹介】病気や障がいのある兄弟を持つ「きょうだい児」も生きやすい社会に_きょうプ(障がい者きょうだい支援プロジェクト)

「きょうだい児」とは、病気や障がいのある兄弟を持つ方のことを指します。

「きょうだいのことは、とても大切だけど、自分自身が辛い場面もある。」「こんなふうに感じる自分はダメなのか。悩むこと自体いけないのでは。」「誰に相談すれば良いのか。」など、「悩み」を「悩み」として認識できない環境や、周囲の人に話せない背景を持つきょうだい児の方が社会にいます。


Ryu-SEI GAPには、「きょうだい児」の存在を社会に広めていくこと、また、きょうだい児の生きづらさや困りごとの解決を目指す 〜障がい者きょうだい支援プロジェクト〜 通称「きょうプ」というチームがあります。


今回は、チームリーダーであり、きょうだい児の当事者でもある、政策学部2回生松下遼平さんに、活動のきっかけや、今後の意気込みなども含めてお話をお聞きしました。




Q.きょうだい児に視点を当てて活動しようと思ったきっかけは何ですか?

私も障がいを持つきょうだいがいるのですが、私も「きょうだい児」という言葉を知らなかったんです。自分の経験をGAPのプログラムで話し、「きょうだいとの「悩み」を「悩み」と認識していなかったり、家族に対してこんなことを吐き出してしまっていいのか?迷惑をかけたくない!」という気持ちを、GAPのプログラムの中でみんなに話しました。


そこから、自分と同じような境遇で、悩みや葛藤を持つ人が社会にはいるのでは?と感じ、一緒に考えてくれる仲間とチームを作りました。調べていくなかで、「きょうだい児」という言葉と存在を知り、活動テーマをきょうだい児の課題に応えることに決めました。


Q.チームとしてどんなことを生み出したいですか?

まず1つ目に、「きょうだい児の問題自体を知ってもらいたい。」と思っています。当事者である人も、そうでない人にも、存在を認識してほしいです。きょうだい児の問題を社会で解決すべきものとして認識されるにはどうしたらいいのかを考えています。


2つ目は、「きょうだい児が他人の目線を気にする社会を変えたい」という点です。「他人の目を気にせず生きられるようにしたい」という点は、今のメンバーが集まった最初のテーマで、そこから話を深めていってきょうだい児問題に行き着きました。私たちが集まったきっかけでもあるので、大切にしたいと思っています。


3つ目に、「きょうだい児の問題の根本を見つけ、解決に向かって行動したい」と思っています。この3つ目の根本問題は、まだ見つけられていないですが、今後の活動の中でここを見出して行動していきたいと思っています。


この3つを達成したいという思いのもとで、活動しています。



Q.どのような取り組みを行っているのでしょうか? 交流会、プチ座談会など、きょうだい児さんを募り、交流を通して、人生経験や、お互いによかったこと、辛かった場を話していただく場を作ってみました。最終的に、きょうだい児の方々の意見や経験をまとめた本などで形として残していけるといいなと考えています。


また、今実施しているイベントや交流会のつながりの派生を大切にして、ゆるやかに繋がり続けるようなコミュニティも作っていけたらと思っています。きょうだい児は、「思春期に悩みが最も生まれる傾向がある」ということが活動の中でわかってきました。苦しかった時期を乗り越えたきょうだい児のみなさんと、今、辛さを抱えている世代に向けたアプローチも展開できればと思っています。その一歩として、11月14日(日)に実施する「きょうぷ大作戦」では、悩みを乗り越えた当事者の皆さんを協力者として募るイベントとして開催します。



Q.最後に意気込みやメッセージお願いします。

コロナ禍の壁があり、イベントの実施が難しい中での活動でしたが、「きょうだい児」の皆さんのためになりたいという思いでチーム一丸となって頑張っています。まずは、「きょうぷ大作戦」を成功させ、次につながる協力者の皆さんと、新しい目標に向かってアクションしていこうと考えています。


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イベント詳細:「きょうぷ大作戦」


今回から始まる「きょうプ大作戦」は、私たちときょうだい児問題について共に考え行動していくという企画です。今までは「参加者」としてイベントにご参加頂いていましたが、この「きょうプ大作戦」では、希望された方に、今後「協力者」として私たちと一緒にきょうだい児問題の解決に向けて取り組んで頂きたいと考えています!!! 考えるテーマとしましては、今悩んでいるきょうだい児さんに向けて、 「今、私たちができること・行いたいこと!」「あの時の私はこれを求めていた!」等です。 過去の悩みを乗り越えた皆さんの経験を、今のきょうだい児さんのために活かしてみませんか?伝えていきませんか?多くの方が集まってくださることで、できることへの可能性は広がります🎖 是非、ご参加ください!よろしくお願いします。





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